こんにちは!
親子のコミュニケーションをスムーズにして子どもの発達を加速させる
「発達科学コミュニケーション」で発達支援の活動をしております、吉野加容子です。
私は、
◆ 発達が気になる子どもの隠れた力を引き出すお母さんや先生を増やしたい、
◆ 一人でお子さんを抱えて悩んでいるお母さんと一緒に、発達科学に基づいてお子さんの発達を積み上げるお手伝いをしたい、
◆ グレーゾーンの子どもが「大人の発達障害」になり社会人になってから困らないように早いうちから対応したい、
という志を抱き、
“わが子の最良の発達支援のスペシャリストになりたいママの養成塾”を主宰しております。
私がこのような活動をしているのには、大きな2つの理由があります。
【1つ目の理由】
現在の発達支援には、「発達障害のグレーゾーン」に対応する場所が少ない、ということ。
グレーゾーンとは、発達障害と定型発達(健常)の判別がつきにくい子どもたちのこと。
最近は、その色とりどりの個性を表す言葉として、パステルゾーンとも呼ぶようになっています。
私は愛情を込めて「パステルちゃん」と呼ぶこともあります。
パステルゾーンの子どもは、一見わかりづらい発達障害の特性をところどころに持っています。
それが発達障害の特性によるものなのか、本人の個性によるものなのかが見分けがつきにくい難しさがあります。
実際、パステルちゃんは、発達障害の子どもたちのために考案された教育を受ければ、
かなり困りごとが軽減しやすいゾーンにいる子どもたちです。
しかし、問題行動が目立たなかったり、勉強もある程度できたり、病院へ行っても診断がつかなかったりするため、
発達にフォーカスした専門的な対応が受けにくい環境にあります。
<パステルゾーンのラッキーなケース>
偶然に、力量のある先生に出会ったり、打ち込めるものに出会ったりして、
日々の活動の中で発達障害の特性に関わる能力が育成されれば、
いつの間にかパステルゾーンを抜け出していることもあります。
子ども時代に磨いた強みを生かして社会人として活躍したり、
自分自身を律する方法を身につけて社会に出ることができるからです。
<パステルゾーンの支援が少なかったケース>
発達障害の特性が少なからずある場合、自分自身でその特性を理解し、
自分で対応する方法を教えられれば大人になっても社会人としてやっていけます。
しかし、専門的な対応を受けないままだと、
自分の苦手分野への適切な対応を知らず、失敗を防ぎきれず、
大学生や社会人になっても失敗を繰り返してしまう…。
周囲にそれを笑ったり目の敵にするような友達や仕事仲間がいれば、
精神面で追い詰められることもあります。
引きこもりや、うつなどに至る場合もないとは言えません。
こういった生い立ちに当てはまるのは、本当の意味でのパステルゾーンのお子さんもいれば、
軽度発達障害が見逃されたお子さんも含まれます。
軽度発達障害やパステルゾーンのお子さんを病院に連れて行くには、勇気も必要ですし、予約が取れない場合もあります。
せっかく連れていったのに、はっきりとしたことを言ってもらえずに、フォローもないケースもたくさんあります。
発達障害とはっきり診断がつくケースでは療育を受けやすいのに対して、
診断がつきにくいケースや軽度のケースでは、専門的な発達の支援を受けにくいのが現状です。
しかし、パステルや軽度のお子さんが生きていくフィールドは、「普通の」学校や企業です。
発達障害の特性が何もない人たちと同じ場所で生きていかなくてはいけない。
これは、かえってハードルの高いことでもあります。
だからこそ、パステルゾーンや軽度発達障害の支援が手薄だから、
病院でも学校でもない「プライベートコーチ」という形で支援を始めよう、と思い至りました。
今思えば、臨床家として駆け出しの頃は、うまく問題を解決してあげられなかった方もたくさんいます。
もしかしたら私のことなど忘れているかもしれませんが、私は今でもその方たちの名前を覚えていて、
「今だったらこう出来たのに」と思うことが頭の中で思い巡らされるのです。
私は、その方たちから頂いた学びを、これから成長していく子どもたちのために役立てていきたいと決意しました。
パステルゾーンや軽度発達障害のお子さんたちが成長していくお手伝いをしたいと思った理由はここにあります。
【2つ目の理由】
では、なぜ「お母さんの支援」をしているのか?
これが2つ目の理由です。
それは、発達障害ご本人への理解や支援は増えてきているのに、
「発達障害の家族や周囲の方が引き受ける苦労に対しては、理解や対応がほとんど進んでいない」という現実です。
「発達障害の支援者」への支援が、今の世の中には圧倒的に不足しています。
発達障害やグレーゾーンの方と付き合うのは本当に大変です。
発達障害の特性は、脳の機能が背景にありますから、本人の意思だけでどうにかなるものではありません。
ご本人がどんなに気をつけていても、ミスや特性が出ることは多々あります。
そうすると、家族や周囲の人は本当に困ってしまう出来事に直面します。
長期間継続すると、周囲の人たちの方が精神的に追い詰められて健康を害してしまうことがあります。
例えば、攻撃性のある発達障害の夫を持つ奥さんに代表的な「カサンドラ症候群」という状態。
ご主人に攻撃されたり、人格否定されたりして、うつ状態になったり、ご自身も防衛的に攻撃性を持ってしまったりして、
本来のご自分の人格との乖離やご主人への対応に、精神的に追い詰められていきます。
ご主人とお子さんの両方に発達障害の特性があるご家庭も少なくありません。
そうすると、お母さんの常識は家庭内では通用せず、お子さんの対応に追われて疲れは日増しに積み重なっていきます。
しかし今の医療の仕組みでは、お母さんの話をじっくり聞いたり、
発達障害への接し方を学べるような時間は多くは取れません。
お母さんに疲れやイライラが積み重なってくると、
かえってお子さんに悪影響が出たり、
発達障害の特性をエスカレートさせることに繋がる場合もあります。
完全に「負のスパイラル」です。
私は、お母さんに「発達障害の対応」をお伝えすることで、
お母さんの苦労を理解し、この負のスパイラルを断ち切るお手伝いをしたいと思っています。
それだけでなく、お母さんが適切なコミュニケーションを身につけると、
子どもがグングン伸びてくる例を数多く見てきました。
コミュニケーションが良好な家庭は、親も子どもも日々成長していきます。
毎日が楽しくなり、母親としてのやりがいも持てるようになります。
「発達科学コミュニケーション」は、私が様々な分野を渡り歩いて培ってきた「発達科学」に基づくもので、
・子どもの発達を加速させる効果と、
・コミュニケーションをする人同士にストレスを与えない効果
の両方を持ち合わせている技術です。
そして、お母さんにこの「発達科学コミュニケーション」を身につけて頂くことで、
①パステルゾーンや軽度発達障害のお子さんへの発達支援と、
②発達障害のお子さんを持つお母さんのストレスや悩みを軽減すること
の両方を実現できると考えています。
これが私のお約束です。
【ここにしかない技術】
発達障害には、多動などを落ち着かせる対処方法的な薬はありますが、発達を進ませるような薬はありません。
つまり、発達障害を治せる薬は、現代にはないのです。
現代の最良の発達障害の薬(サプリ)は、良質な教育です。
そしてその教育はすべて、コミュニケーションを通して行われます。
「コミュニケーションが良ければ子どもが育つ」理由は、ここにあります。
私が脳科学の研究を始めたのは、まだまだ教育や心理を専門とする人が脳研究に携わることが珍しかった頃です。
「脳科学」と言えば、「脳の秘密を解き明かす最先端の学問」という印象がありましたが、
いざ研究を始めてみると、教育や子育ての現場で使えるような知見は、まだまだ少ない状況でした。
学習の知見と言えば、サルやネズミの実験がもとになっていることがほとんどで、
「実学には程遠いな」という感想をもったことを覚えています。
それもそのはず。今考えれば当たり前なのですが、脳科学は脳科学者が研究しているので、
教育や子育ての現場に役立つ知見などいくら待っても出てこないのです。
そこで私は、「実学としての子育て脳科学、教育脳科学」の開拓を目指して、研究と臨床を両立してきました。
そしてその中で見つけた秘訣は、「育てる人が、子どもが育つと心から信じて、子どもに関わること」です。
発達科学コミュニケーションには、
子どもと接する大人自身が「発達を加速させる薬(サプリ)」になるという想いと技術が込められています。
日々、子どもと接しながら
「どうして上手くいかないんだろう」、
「どうすれば、もっと子どもの力を引き出せるんだろう」
と悩んでいたお父さん、お母さんが、自信をもってお子さんと接しながら、
お子さんの発達を促していくお手伝いができたら嬉しく思います。
過酷な自然の中で生きる動物には、学校も塾もありません。
親がすべてのエサを与え、狩りの仕方を教えて命をつないでいます。
親の言葉や態度は、子どもの運命を左右する影響力を持っているのです。
著書にも書きましたが、私は下記のマザーテレサの言葉を心に、お子さんやご家族と接しています。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
(マザーテレサ)
この言葉に共感していただける方、
お子さんのために自分で何かしたいとお考えのお母さんに、
ぜひ「発達科学コミュニケーション」を利用していただきたいと考えています。
長文にも関わらず、最後までお読みいただいてありがとうございました(^^)
吉野加容子